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納得!だから、今までダメだった! その2

反省「断食にチャレンジ。とにかく ”我慢” の日々でした」

 数年前の12月の食生活を振り返ってみました。

 (なんだか油っぽいものばかり食べていた気がするぞ…)

 私の体はもったりと重くなっていて、太いウェストには日本を出たとき以上に脂で巻かれた感じになっていました。

 私はこのお腹を触りながら性懲りもなく(なんとかしないと!)と焦り、ダイエットを決意。

当時はやっていた「断食」に飛びつくように、千葉県にある成田山新勝寺の「断食参龍」にこもることにしました。

 季節はクリスマスツリーが街を彩る12月半ばです。

何もこんなに寒い時期を選ばなくてもよかったのですが、”思い立ったが吉日” という行動が得意な私は、指定の病納得! だから、今までダメたった!院で断食者用の健康診断を受け、成田山へ向かいました。

 山門を入るとすぐ右手に事務所があります。

そこで受付を済ませると、作務衣を着た断食担当者のおじさんが「布団が一組。寒いですから一応ヒーターもあります。

それから断食は体力を消耗しますからお風呂はありませんよ」と説明しながら、木造平屋建ての参籠内を案内してくれました。

 (簡単な説明だな~、まあ、旅行じゃないんだから豪華な夕食もオプショナルツアーもないし、料金もI週間3000円と格安だからこんなものか…)

 私は冷たい畳に腰をおろして、カバンから数冊の本や年賀状書きのセットを小さい机の上に並べました。

そして、部屋の隅に置かれた布団とヒーターをチェック。

いよいよ7日間の断食が始まりました。

 断食の前が忘年会シーズンでよく食べていたためか、2日目の夜まではそれほど空腹を感じませんでした。

 そんなことより私か最初に気になったのはお風呂です。

 風呂好きの私は入浴できないことがつらくて(とにかくお風呂だ!)と極限状態になった4日日には、こっそりと寺を抜け出し銭湯に行ってしまいました。

もちろん倒れては危険なので浴槽には入らず、体を洗うだけにしました。

 (あ~、なんて気持ちいいの!)とお湯のありがたみを体全体で感じました。

真夏のコンクリートに水を撒いたときと同じくらいの勢いで、皮膚がお湯を吸収していきました。

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▶「断食=絶食」ではない?

 お腹がすいてきたのは3日日の夜からで、どんなことをしても眠れなくなりました。

集中力がなくなり、本を読んでいても何度も同じ行を読んでしまうという状態です。

 しかも夜は冷えます。

夕方になると作務衣のおじさんが湯たんぽに熱い湯を入れて差し入れてくれるのですが、それだけでは足りません。

ヒーターも熱量が低くてほとんど役に立たず、ひたすら耐えました。

 4日目からは、強烈な空腹感に加えて、暇な時間をどうつぶすかとの闘いでした。

新勝寺の中を何周も散歩して、仏教の本が並ぶ図書館にも何度か行きましたが、本を開いても集中できず、(はやく7日目にならないかな~)とばかり考えるようになりました。

 お腹がすくあまり、境内の隅でひなたぼっこをしている数匹の猫を見て「おまえたち、ご飯食べた? 何食べたの?」なんて声をかけてしまいます。

そのうちに、自分の足が浮いているような感覚になってきました。

 6日目になると私の足はますます宙に浮いてきましたが、そんな中、80歳くらいの老女がやってきたのです。

なんでも年に1回は大阪からここまで断食しにやってくるらしいのですが、彼女は畳の上に大きなリュックを置くと、すぐに中からあんパンを取り出し「パックン!」とほおばったのです (あっ、あんパン! おいしそう…)と本能で感じました。

 普段の私なら相手が誰であっても「断食なのにいきなり食べるの? それはないんじゃない?」と話しかけているところですが、そんなところにエネルギーは使えません。

「遠いところから大変ですね」と静かに反応しました。

もうここまでくると私の頭の中は7日目の朝に出るという重湯のことでいっぱいです。

 さすがに老女のすぐ側であんパンを見ているのはつらく、私は水場に行き、日に日においしく感じられるようになる水をゴクゴクと飲みました。

そのとき、私はふと恐ろしいことに気がついたのです。

 この断食参龍には規則などほとんどないわけで、食事にしても自分でルールを決めればいいのでは? 老女のように1日あんパンー個とかおにぎりひとつ、と決めて取り組んでもよかったのでは? と思ったのです。

 そう、自分で決めていいのです。

 誰が絶食しろと命じたんだ?

 …自分だよ! し、しまった!

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▶なぜリバウンドするのか?

 私は入堂するときに「無糖の飲料以外は囗にしない」と決めていました。

 (今さら変更するなんて格好悪いし、絶対にいやだ!)

 私は ”あと1囗だぞ” と自分を励まし、食べるのを我慢しました。

 そうして7日目の朝5時。

待ちに待った「朝ご飯」がちゃんと用意されていて、私は「重湯」「焼き味噌」「梅干し」という超豪華な料理を、ゆっくりゆっくりと口に運びました。

 今まで生きてきた中で、間違いなく一番おいしい食事でした。

あの焼き味噌の香りた焦げた部分のガリッとした昧、重湯のお米ひとつひとつの舌触り、梅干しの果肉の厚み、今でも脳裏に浮かぶほどおいしかった…

 断食の結果、私は4キロやせて帰宅しましたが。

あれだけやれば4キロくらい減るだろう″という感じでした。

 そして何よりも驚いたのは、肌に透明の膜ができたようにツルツルになっていたことです。

体の大掃除をした感覚を味わいました。

 でも、このように短期間しかできないダイエットではやっぱり元に戻ってしまうのです。

このときは2ヵ月で戻りました。

私の過去の失敗例はこのパターンばかりです。

 我慢するダイエットはもう二度とやりません。