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ダイエットのヒントは「モデルの脚」 その3

実行①「”ピラティス” のおかげで気持ちがポジティブになりました」

 太っていると自分でもいやになるくらい体を動かすのが億劫になります。

 何かするたびに「ああ、めんどうだなあ~」と言うのが癖になってしまうほど、体を巻いているこの贅肉が邪魔なのです。

これまでの私は、「運動」でアドバイスしてもらった当たり前のことさえも、まったくできていませんでした。

 特にハンガーに洋服をかけるというのは小学生でもできることなのに、私は帰宅後、脱いだ上着をつい椅子の背もたれにかけてしまうのです。

実際これをやめるのには時問がかかりました。

 しかし一度できるようになると、人間は不思議なもので、今度はちゃんと片付けておかないと気が済まなくなってきます。

 そしてこのハンガーかけが習慣になってきたのと同じ頃に、この章でのアドバイス「モデリング」を始めました。

 私は電車の中や街中できれいな人の真似をするモデリングを楽しんでいましたが、そのときの私では困難な動作も多々ありました。

 たとえば靴を脱いで上がる飲み屋の玄関口でよろけてしまったり、雨の囗に傘を持ちながらカバンを持ちかえたりするわずかな動作で体がぶれてしまったりと、腹筋があまりにも弱いのです。

 私は今さらながら「私のお腹って贅肉のみで、腹筋がまったくないのでは…」と気がつき、「体を少しでも使いやすくして ”モデリング”をもっとやりやすくしよう…」と思いはじめました。

 ▼ 体がどんなに硬くても問題ナシ!

 その週末に、さっそく白分の通っているスポーツクラブの日程表を眺めて、最近話題になっている「マットピラテイス」のクラスに出てみることにしました。

これは、ほとんどの運動を文字通りマットの上で行なうもので、前から少し気になっていたのです。

 スタジオに入り「初めてなのですが大丈夫ですか?」とインストラクターの先生に聞くと、「大丈夫ですよ。そんなにハードなことはしませんから」と言います。

「体がめちゃくちゃ硬いんですけど」と続けて聞くと「心配しなくて大丈夫ですよ」ということなので、なんとなく安心しました。

 太っていると、何をしても普通の人より後れをとったりできなかったりします。

「人と違ったことをしてはだめですよ。動きは揃えて」という教育方針の時代に育った影響でしょう。

ひとりだけできていないと恥ずかしくなってしまうのが私の年代の感覚だと思います。

 ピラティスは実際にやってみると、マットに座ってゆっくりと体を捻ったり、上下前後に伸ばしたり、ほとんどの動きがスローモーションのような感じです。

そのため汗もかかないし、特に体がきついと感じることもありません。

 私を安心させてくれたインストラクターの先生は、バレエダンサーでもあるので柔軟性抜群です、かといって、先生とまったく同し動きをする必要はないので す。

私のように体が硬くても、その硬さに合わせて無理なく取り組める不思議な体操でした。

 ピラティスはドイツ人看護師のジョセフーピラティス氏が負傷兵のリハビリのために考案した運動法です。

体幹(手足以外の体の部分)を鍛え、しなやかで均整のとれたボディを作るのが目的で、欧米ではダンサーや俳優、ゴルフ界ではタイガー・ウッズなどにも支持されています。

 私は何度かこのクラスを受けて「なんて無理のない体操なのかしら。太っていても体が硬くてもできるし、これならこの先も続けられるかもしれない」と思いました。

 …と、そこで、あることに気がついたのです。

 ”無理のない体操” ということは、イコール無理なく続けられるってこと。

 「YDダイエット」と同じです! 私はこのクラスが終わったある囗「ピカッ」と瞬間的な光を見た気がしました。

私は(頭を使ってやせる、というのはこういうことだったんだ! 自分で見つけることだったんだ。

やっぱり自分でやらないとだめなんだ…!)と、すぐに誰かに伝えたい衝動に駆られました。

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▼人は「頭」でやせる生き物です

 誰かに「ピラティスをやるとやせるよ」と言われてここにたどり着いたわけではありません。

少しずつダイエットを積み重ね、やせるためではなく自分の体をスムーズに動かしたいと考えてピラティスに出会ったということが ”頭を使う” ということだったのです。

 やせるのが目的ではなく、自分に必要なものを発見してドアを開けてみたらよかった…。

そうして見つけた素敵な出会いです。

 こうして私は、体が硬くても無理なく続けられるピラティスを週に1時間だけすることにしました。

実際に行なっていると、体が硬いので一緒にやっている人たちより足が上がらなかったり体がまわらなかったりします。

 太っていた頃の否定的な私だったら恥ずかしい…と、萎縮していたでしょう。

 でも今はもう大丈夫です。

「自分のペースでいいんですよ。足の高さは問題じゃないですから」「最初から全部できたらつまらないでしょ。できるようになるのが楽しいのですから」と生徒の気持ちをいつも汲み上げてくれる前向きで明るい原川先生のひと言ひと言に、「そうよね、マイペースでいいのよね」とずいぶん気が楽になり、助けられました。

 先生の言葉が私の不安を取り除いてくれたのです。

 ”指導者の言葉” というのは本当に大切だと実感しました。

 ピラティスを始めて1年半になりますが、私の体験から言うとピラティスそのものに劇的な痩身効果があるとは思いません。

どちらかというと自分が日々積み重ねているダイエットを「精神的に」支えてくれる存在です。

▼「体の軸」を作りましよう

 ピラティスの効果がわずかに感じられるようになったのは、始めてから4ヵ月ほどたってからです。

 それまでは先生の真似をしているだけだったのですが ”まっすぐに立つ” という基本姿勢や。

”体の軸ができる” という意味がわかるようになり、腹筋がついてきたのを感じました。

そして「モデリング」がそれまでよりスムーズにできるようになってきたので、電車に乗るのがさらに楽しくなっていました。

 またダイエットで失敗をくり返してきた私の気持ちに、今までにない「芯」みたいなものができて、今までの悪い癖だった「太っているからだめなのよね」という考え方がなくなっていました。

 「おやせになられましたね」とある日突然同じクラスの方に言われたときは本当に嬉しかったです。

 ピラティスに感謝。

 そして「体が硬くても大丈夫ですよ」と毎回のように丁寧に指導してくださるインストラクターの先生に感謝です。