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いちばん重要なのは「やせたい理由」! その6

【 ある女性のやせたい理由③「女性らしいボディラインになりたい」】

 私か勤めていた出版社の編集部でも、年末になると怛例の大掃除が行なわれます。

編集部というところは今の時代でも紙類がたまりやすく、掃除にはかなりの労力が必要です。

 そんな編集部内にいる数名の女性のうち、いつも真っ先に ”力仕事” を命じられるのが私でした。

 理由は簡単です。

 がっしりとした体格で、体力がありそうに見えるから、つまり太っているからです。

 思い起こせば、取材に行った先でもプロゴルファーによく言われました。

「君、キャディバッグのひとつやふたつは持てそうだね(ふたつは持てません)」

「いい体してるね~、ボール飛ぶでしょう?(そんな理由、嬉しくありません)」

「女子プロレスに入門する?(しません)」

 など、インパクトのあるコメントばかり。

 どの言葉もまったく嬉しくありません。

 それどころか、私はそんなことを言われるたびに涙があふれてきそうで、鼻がツンと痛くなっていました。

 しかし、そんな弱い部分を見せては雑誌の記者は務まりません。

どんなことを言われても、ここは仕事と割りきるしかないのです。

 私は自分の性格のもっとも明るい部分を、ここぞとばかりに引き出します。

そして

「何か重いものがあったら持ちますよ」

「そうなんですよ~、ドライバーは飛ぶんですけどほかがだめなんですよねえ」

「力だけはあるのでおまかせください!」

などと言って、その場その場をやり過ごしていました。

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やっぱり人は見た目に左右される!

 そして編集部の大掃除です。

 「男より力ありそうだもんな、ダンボール2、3個持っていってよ」という上司のお言葉。

同僚の中にはスリムな女性が数名いたのですが、私の記憶では彼女たちはそのような力仕事を頼まれたことがありません。

 それどころか「○○ちゃんは細いから、キャディバッグかつぎながらのセルフプレーは無理だよな(そんなわけないでしょ!)」なんて言われていました。

 (なんで私ばっかり…)と思うのはごく自然な反応でしょう。

 たとえそれが、私のほうが人柄がいいから、引き受けてくれそうだから、フットワークがいいから、というきちんとしたプラスの理由であっても、太っているといいほうに解釈しにくいのです。

 そして、もっと問題なのは、そんなシチュエーションになると、私は自ら上司やまわりが期待する体カモリモリキャラクターになりきってしまうことです。

 たとえばある作家が編集部に来て「このおねえちゃんは胸がおっきいね~! お尻も大きくて頑丈そうだね~」とみんなの前で言ったときは(訴えてやる!)と瞬時に思いました。

それなのに、そんなときでも、太っていることを後ろめたく思っている私は「また~、そんなことばかり言ってるからモテないんですよ~」と臨機応変に対応し、あとで落ちこんでいました。

 ああ、情けない・…そんなことを言われてしまう自分か情けない・… でも、そう思っているのなら、そんなひどいことを言う作家が持ってきた大福など食べなければいいのです。

それなのに「おいしそう! いっただきま~す」とパクパクと囗に運んでしまう恐怖の肥満スパイラル。

 私はずっとこんなキャラクターでいいのか? と何度思ったか知れません。

やせていると女らしく見える

 幼い頃(当然まだやせている頃)、フリルのついたワンピースを着せてもらってホテルに食事に行ったり、クラシックのコンサート会場でお嬢さんらしく振るまっていることが好きだった私はどこに行ってしまったんだろう…。

 小学生の頃、先生によく「あなたは細いからしっかり食べるんですよ」と言われ、親戚には「将来はミスコンテストに出られるかもしれないわね」と言われるほどスリムな私だったのに…。

 だめだめ。

スリムになってまたきれいなワンピースを着て、美しく女性らしく歩くのよ。

そして「ダンボール持って行ってよ」と言われる男らしいキャラクターから脱出するのよ!

 私のやせたい理由③は「女性らしいボディラインになりたいから」です。

 もっと具体的に言うと、やせていると女性らしく見えて、「段ボール持っていって」とは言われないからです。