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いちばん重要なのは「やせたい理由」! その5

【 ある女性のやせたい理由②「素敵な服を格好よく着こなしてみたい」】

 私は洋服を買いに行くのが苦手です。

 10年ほど前、会社の同僚の結婚式に出席するに当たり、洋服が必要になりました。

そのとき同じ編集部にいた女の子が買い物につき合うと言ってくれて、私は彼女とふたりで渋谷に出かけました。

 彼女は編集部のファッションリーダー的存在で、いつもセンスのいい洋服を着ていました。

私はといえば彼女とは正反対。

その頃の私は綿のパンツを5枚くらいと、ポロシャツも同じくらいしか持っておらず、冬は夏物の洋服の上に何かはおるといったくらいの感覚で過ごしていました。

 冠婚葬祭用の洋服と何かのときのための黒いスーツは1セット持っていましたが、要するにおしゃれの ”お” の字も関係ないといった具合で、自分の中で「おしゃれは仕事で一人前になってから」と言ってごまかしていました。

 なぜこんなにも無頓着だったかというと理由はひとつ。

 洋服を買いに行ってもつらい思いをするだけだからです。

 仕事に没頭することで自分の気持ちをごまかしていましたが、”こんな洋服が着られたらいいな” という憧れは、人一倍強く存在していました。

しかし婦人服売り場に行っても、ほとんどが着られない洋服なのです。

 日本のデパートの婦人服売り場は、ほとんどが9号か‥H号、S、M、Lが一般的なサイズです。

でも、当時の私のサイズはなんと17号。

 当然普通の売り場には、そんなサイズはありません。

 そうすると向かう先は「大きいサイズコーナー」です。

背が高いという素敵な理由でこのコーナーに立ち寄る人もいますが、私は太っているという最悪の理由でこのコーナーに出向かなくてはなりません。

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似合う服が見つからない!

編集部一おしゃれな彼女が、なぜ買い物につき合うといってくれたのか――きっと、日頃の私があまりにどうでもいいような格好をしていたので不憫に思ってくれたのでしょう。

誘ってくれたのは嬉しかったのですが、私はその日の結果をはじめから予想できていたのであまり気乗りがしませんでした。

そして彼女に申し訳ないという気持ちを抱えたまま待ち合わせの場所に向かいました。

 彼女はさすがにブランドにも詳しく、「あれはどう」「こっちのも似合いそうよ」と提案してくれます。

 最初にサイズを伝えておけばよかったのですが、17号というのはちょっと言いにくい数字です。

そのため「サイズは大きめで、できたらウェストのところがストレッチのものがいいかもしれない」とあいまいな表現を使いました。

私にとってはこれを言うのも恥ずかしかったのですが、彼女は洋服のことならまかせて、とばかりに張りきつてくれていました。

 前にも書きましたが、私は主人でもわからなかったように、一見したところそれほど太って見えません。

全体的に太った人、というよりは隠れ肥満という感じです。

ただし、体脂肪率だけが高いという意味ではなく、常に隠しているウェストが特に太いという意味での隠れ肥満です。

 その日の買い物は試着しても「いまいちだよね~」のくり返し。

そうするうちに彼女も私の体型がわかってきたようで、結局は何も買わずランチを食べ、お茶を飲んで帰りました。

 気に入った服が入らない!? 

後日、私はまたもひとりでデパートに行きました。

なんとかして結婚式の洋服を買わないといけません。

 普段あまりにも行かない婦人服売り場は、行くだけで緊張します。

その緊張を高めるのが、お店に入ると必ず「いらっしゃいませ」と近寄ってくる店員です。

 (放っておいてくれないかな…)。

いつもそう思います。

 そんな願望とは裏腹に、案の定あれこれ洋服の説明を受け、試着することになります。

私は洋服を手にとっただけで入らないことがわかるのですが、店員に遠慮してすすめられるがままに試着します。

そして一応首だけ通してすぐに脱ぎ、「ちょっと似合わないみたいなので」と言って店をあとにします。

 (自分のサイズがない店に入る私か悪いのよ…)

 たしかにそうなのですが、最初から「大きいサイズコーナー」に直行したくありません。

気分だけでも普通の婦人服を味わいたくて、ついつい見てしまうのです。

そこに店員が寄ってくるのです。

 私は結局、大きくてデザインもそこそこのブラウスとスカートを買って結婚式を乗りきりました。

せっかくの友達の結婚式なのに、「乗りきる」という表現をしてしまうことが悲しいです。

 私のやせたい理由②は「素敵な服を格好よく着こなしてみたいから」です。

もっと具体的に言うと、9号、H号の「一般的なサイズが並ぶ店で試着できる体型」になりたいのです。